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ぶっちゃけたお話をしようか。

社会人も早数年。平成生まれのOL独り身腐女子。毎日の「やりたい」の記録です。

女子校育ちの一般人が、「お嬢様」ってなにさってお話しをしようか。

突然だけれどお嬢様って言葉が好きじゃない。

物語のお嬢様は好きだ。

若草物語とか小公女とか、軽いものなら少女探偵ナンシーとか、沢山読んできた。

漫画プライドのお嬢様史緒さんなんて誇り高くて格好いい。

 

 

嫌いなのはあれだ。

「お嬢様」って呼ばれること。

 

 

自分は女子校育ちで、中学受験という選択肢を与えてもらえた子供だった。

お嬢様ってわけでもなくて、程度で言うとあれだ。マリみての祥子様じゃなくて、祐巳ちゃん的な。祐巳ちゃんは建築士の父が独立しているので、一応社長令嬢。しかも幼稚園から私立に通ってたりするので、彼女の方がお嬢様的ですらある。

 

あの物語はスール制度とかの関係性はともかく(尊いと思う…好き…紅薔薇三姉妹…ふああああってなるよね…)、リアルご令嬢と一般人の関係性は違和感がない。作者が女子校出身だったからかも。

そうだな…関係性、というか、たまに別荘とか異世界的な単語を投下するリアルご令嬢に、ちょっと驚くけど内心で「そういえばお嬢だったな…」でスルーするのに慣れている。

そういうものなんだーとなる、というか。

そういえばそういう設定あったな、くらいの軽さ。

 あえてそれを刺しにいったりしない。ツッコミは入れるかもしれないけど。

 

人生において、女子校で育ってそのまま国立に行くでもなく私大に進学したし、そういう私立育ちの友人とつるむのであまり、自分がそんな呼ばれ方をする可能性があるなんて思った事もなかった。

だってリアルご令嬢(でも漫画的じゃないしヘリコプターはチャーターしない)とか学校にもごくたまにいたりしたし、それこそ某私立みたいに幼稚舎とかから大学まで、とかの方がそれっぽいじゃないか。

 

だから、女子校育ちなんですって話して、じゃあさ、と初めて呼ばれた時はぽかんとしたし、え、普通ですけど、って思った。

 

お嬢様だね

とか

凄いね  

とか

もっと直接的にお金持ち

とか

 

その言葉は決して好意的なものではない。別に差別的ってわけでもないけれど、きっちりと線を引かれたようにいつも感じてしまう。

あなたは線のそちら側。わたしは線のこちら側、みたいな。

 

そう言われると困ってしまう。だって、それは自分の血液型とか星座とか、理系文系とか、そういうちょっと自分自身を説明する上でわかりやすいカテゴリの一つでしかない。

中高一貫校というものが普通な人なら通じるのかもしれない、ほら、女子校出身はわかりやすい、っていうような。よくも悪くもちょっと変な、違和感があるところがある、というか。

 

だから女子校出身あるある、なんて本が出たりするのだけれど。

ああいう本って本当に楽しいし好きだ。出身校も違うのに、エピソードはどれもあるある、と納得するものばかりだったりする。

 それが、自分の普通で、当然なのだ。

 

 

それが世間では当然ではない、と気付いたのはさっきも言った通り大学で気の合う友人(女子校出身 だ そういうのは互いに匂いでわかる 大学受験に向けて通った塾でもそうだった)と遊んでいた頃ではなく、さあバイトでも始めるか、と入ったバイト先でだった。

初めて学費で苦労した、なんて話を聞いた。 

 

勿論、そんな世界があるなんて、って驚きではなく、知識としては知っていたけれど。

小学校は公立だったので、勿論中学受験を選択肢にしていない友人と遊んでもいたけれど、自分が懐くのは大人びた友人ばかりだったので、そういうものを見せつけ合う事はしたことがなかった。

自分はそういう意味で幼いところがあったので、友人達が大人だったのだろう。

お互いに、そういうもの、って立ち位置だった。

 

だから、バイトの飲み会で、淡々と苦学生の語を聞いて、自分はこんな苦労しているんだ、って言われてもなんと言えばいいのかわからなかった。

だから、中学受験塾に通う子供の姿をみて、ああいう家の子ってお金持ちだと思うんですよねーはーいいなーと言われても、困ったようにしか笑えなかった。

 

意図していたのか、していないのか。

あまり好ましくない感情がのせられたように聞こえる言葉に、結局何も言えなかった。

あの時、なんて言えば良かったのかな、って今もよく思う。

 気の利いた返しでもできていれば、きっとこのもやもやしたものは消化できていただろう。

 

 

気分で言えば、背の高い人が背の低い人に、「自分は毎日脚立を持ち歩いて苦労している」って熱く語られる、っていうか。

「お前も自分達のように足を切って背を低くしろ」って暗に言われている気分になるっていうか。

過激な例えだけれど、そんな気分だったのだあの時は。

 

 

中学受験での私立進学って、今時都内では普通の選択肢で、今でも街中で大きめのリュックを背負って遅い時間に電車に乗ってくる小学生を沢山見かける。

懐かしいな、って思う。

自分にとっては、かけがえのない友人達に出会ったあの場に行くための、大変な試練だった。

でもそれを、子供が幼いうちからあんなに学ばせるなんて、とか、無駄な課金、だとか、そんな風に言われることもある。

 

でも、それは私立中学進学なんてものだけじゃなくて。

何かと批判する人はいるし、お説教してくるし、幸せだっていってもそれはどうかって言われるし。

自分の物差しで測ってくるし。

 

そんな特別じゃなくて、大したものじゃなくて。

どんな立場もカテゴリも趣味も嗜好も所属も全部、その人の当たり前で。

 

 

卑屈な感情も嫌味な言葉もいらないので、上から目線のお説教だってごめんなので。

ふーん、へえ、とお互いに聞き流せる、そんなのが理想なんじゃないでしょうか?

 

 

<追記>

じゃあお前は何しているのかと聞かれれると、何もしていない。

ただ批判家のいない場所にいる。それを選択し、そのためにそれなりに努力はしたけれど。

喧嘩をしたくないなら喧嘩をしない世界にいけばいい。

少なくともこの場でお嬢様なんて言葉をかけられたことはなくて。

やっぱり個人じゃなくて、そのカテゴリに対しての評価だったなあっていうか。

ただの腐女子で、ある程度の理性で嫁に課金し続けるOLなうっていうか。

 

シロクマは砂漠では行きられないし、サボテンは水中で育たないし。

コレクターの大事な品は誰かにとっては宝の山で、誰かにとってはゴミ山で。

絶対ピタリとはまる場があるよ!さあ好きなものを選んでっていうか。

選ぶために相応の頑張りは必要だけれど、それは結構なモチベーションになりうるので安心して欲しい。

 

 

長々と話したけど、今回の雑談は、

 

互いにさスルーしようよというか、

それを訂正するの面倒だから飛び出した方が楽だよっていうか、

そのモヤっとしたものは別に戦う必要なくてスルーしてていいよっていうか、

消極的に穏やかに生きたいなって話。

 

せっかくなので吐き出したけど、こんなめんどくさい一意見が存在するんだなーって面白がっていただければ幸いです。

 

 

 

 

 

 

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