シーズン駆け込みでゆず酒を漬けたので計量カップだけでざっぱに作るコツとかをお話ししていこうか。
雪は降るし、都内ですら氷点下を出すようなこの頃ですが、暦では立春も過ぎて春に近づいています。
あーもう春かーと自分も呑気にしていたのですが、ふとスーパーの隅で売ってる柚子を見て思い出しました。
「やっばい 今年もゆず酒*漬けるの忘れかけてた…」
と。
自分はOLで独身で腐女子なんだけど、お菓子作ったり保存食系をつくるのはそれなりに得意。
もう何年もやってるので、同世代の中では経験値高めな方。
てことで、三連休だし駆け込みでゆず酒を作ってみようじゃないか。
しかもキッチンスケール(台ばかり)なしで!
というご提案!
柚子酒の作り方を計量カップだけ使うレシピです。
写真付きでコツや手順を雑にお伝えして行くよー!
あと、作業は1時間弱、漬け込むのに半年の長期計画です。
待つのもまた楽し、というスタンスで楽しんでいただければ。
ゆず酒*:ホワイトリカーに柚子の皮とか実とかを漬け込んだお酒。果実酒の一つ。薫り高くさっぱり甘い。和食に合う。
まずは材料を紹介しようか。
・柚子(大きめ4-5個 5-600gくらいあると良い)
・氷砂糖(2カップ弱)
・ホワイトリカー(0.9L)
・瓶(保存用の2リットル瓶)
・スプーン
以上。
【解説】
・柚子
レシピでは皮は100g、実は400gだそうですが、この時期駆け込みなので柚子も高めです…
柚子って1個100ー130gらしいので4、5個でいこうか。
・氷砂糖
レシピなら300gは欲しいところ。
200mlの1カップ180gらしいのでカップで二杯より少し少なめにすくって使いましょう。
長期保存を意識するとか柚子独特の苦味を回避したいなら量は増やしてもいいよ!
あと、保蔵を効かせるための氷砂糖です。ゆっくり溶かすための手段です普通のお砂糖は×。
・ホワイトリカー
35度以上のアルコールに漬けるなら大丈夫ですがそれ以下ならあまりオススメしないかな。カビとかの対策もあるのでアルコール度数は高い方がいい。あと前ケチって25度のでやったけどなんか味がまろやかになるのが遅かった。
あとアルコール20度以下の果実酒作成は酒税法に引っかかるのでご注意をー
これのこと↓
【雑な酒税法説明!】
要は
・自宅の果実酒は二次発酵回避のためアルコール20度以上のモノに漬ける
(基本10度ちょいの日本酒に梅漬けるとかはダメ。サングリアも日本国ではほんとは駄目らしいよ!)
・穀物・ぶどう類をいれたのは禁止
(ラムレーズンのためにご家庭で漬けるも違法らしい)
っていう。
自宅で友人と楽しむだけでもこれくらいの制限があります。
勿論無許可での自家製果実酒販売は違法。
お家でみんなで飲むとかおすす分け程度ならセーフってところ。
【参考レシピ】
分量はこちら↓を参照に。毎年ありがとうございます今年もお世話になりました!
作り方を淡々と説明していこうか。
【事前準備!!】
・柚子は洗う
・洗った柚子はキッチンペーパーで水気をふき取っておく
・保存用の瓶は洗って乾かす。
・乾かした瓶はホワイトリカーをほんの少し注いで瓶全体にいきわたらせ、消毒。
(もしくはスプレーとかで吹き付ける)
(熱湯消毒は基本出来ない瓶が多い やると底が割れることも……)
【柚子の皮をむく】
こんな柚子を
ざかっと剥く(季節ギリギリだから実も痩せてる……)
あと取り除くときのために皮は決して細かくちぎらないでください!
【ワタを取り除く】
・実についている白い筋の部分を取り除く。(みかんとかで排除するやつ)
・皮のワタも削ぐ
柑橘系果実酒全般に言えますが、柑橘類の白い部分は苦味の元。
特に皮も使う柚子酒の場合、苦味の元であるワタも取り除くのも大事。
こんな風にスプーンを差し込み。(そして手で皮は支えて)
ざかっと
ワタを削ぐ。
「私の特技はにk…柚子のワタを削ぎ落とすことです」*
って気分になってくる。
ここが一番大事なところなので頑張って20-30分削いでいこー!
あと、もう一回いうけど取り除くときのために皮は細かくちぎるの禁止!
私の特技は 肉を…削ぎ落とすことです*:「進撃の巨人」のミカサ・アッカーマンの名言。一見自己紹介だけどおっそろしい脅し文句。「私の特技は巨人の肉を削ぎ落すことです」と修正するとお察しいただけるかと。
【瓶に詰めていくよー!】
準備で消毒した瓶に分量の氷砂糖と柚子の実を交互に重ねます。
最後に柚子の皮をのせる。
そして分量のホワイトリカーを注ぎ入れたら作業完了。
↓こんな感じ。
写真じゃわからんってひとはこっち↓
柚子の皮 柚子の皮
柚子の実 柚子の実
氷砂糖氷砂糖氷砂糖
柚子の実 柚子の実
氷砂糖氷砂糖氷砂糖
(余計わからない気もしなくもない)
【完了!!】
これでいったん完了。
完成じゃないところが肝で、ここから2つの作業が必要になります。
(ちなみに写真の瓶はこれ。定番の赤い蓋ので作ってたら家族に見栄えのいい瓶にしてと懇願された…… )
(こちらが定番の赤い瓶。安心安定。 )
漬け込んだ後の2作業について説明しておこうか。
作業は1週間後の作業と1か月後の作業の二つ!
そのあとは漬けた日から半年ばかりで完成となります。
【1週間後の作業!】
必要なもの→菜箸
・皮を取り除く。
ここで細かくちぎってないところが役に立つのです……大きいままだと取り除きやすい。
菜箸とかで皮を取り除いてください。
取り除いた皮は捨てちゃってもいいですが、細かく刻んで砂糖と煮詰めるとジャムになるのでそれもまた楽しい。
【1か月後の作業!!】
必要なもの→菜箸・ガーゼ・一旦柚子酒を移す容器。
・柚子酒をガーゼで濾す
先に実を菜箸で取り除いてしまって、それをガーゼで濾すと楽。
自分は綺麗に洗ったボールに一時的に避難させて、そのあと瓶に詰め直したりしてた。
そうしてガーゼで濾してから5か月、漬けてから半年で柚子酒が完成するってお話。
必要になりそうな特別な道具のリンクを張ってみる。
詰めるのに安心の果実酒用瓶。初心者向け。
必須アイテム。スーパーの砂糖コーナーの隅にある。
ただし梅酒シーズンの5.6月以外は取り扱わない店舗もある 。
果実酒用の定番、宝酒造さんの。
これも梅酒シーズンならスーパーに必ずあるけど、シーズン外は大きいお酒コーナーがないと取り扱わない店舗もある。
柚子は詰め替え作業があるのでこれがあるとちょっと楽。
100均とかでもあるのでベストなものを探してください、
果実酒ならやっぱ憧れるこれ。
瓶から注ぐときのレードル。
これでお客さんに注いで渡してみるとお客さんもテンションが上がってくるところがある。
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他の計量カップレシピとか。雑に楽しく食べていただければ幸いです。
【いちご酒】
【フォンダンショコラ】
【ブリヌイ】
【ヴァレニエ】