ぶっちゃけたお話をしようか。

平成生まれの腐女子OLのライフハック。とりあえず挑戦したことをぶっちゃけてお話しているところ。

 

 

 

転校回数4回っていう漫画みたいな転校生やってたお話をしてみようか。

こんにちは元転校生です。

ただ、新しい学校に入るのは「転入」なので、正しくは「転入生」で、学校を出て行くのが「転校」。出るのと入るのは単語が違うんだぜ!っていう。

漫画で転入時なのに先生が「転校生紹介するぞー」っていうのは違うから!

正しくは「転入生紹介するぞー」だから!!!

ってめんどくさくなるタイプのオタクですごきげんよう。

人生で4回経験した自分がいうんだから間違いない。実際に先生は「転入生」って言ってたし。きちんと現場では日本語が使われてたり。

 

転校4回、つまり5種類の小学校を渡り歩いた自分の体験談をちょっと記憶が曖昧だけどサクサクお話していくよー!

 

はじめてのお子さんの転校に不安なご両親に捧げます。あ、転校ネタで創作書く参考にでもしといてください。

 

 

 転校4回とかなにやらかしたんです???

 当方 転勤族*でしてね!!親の都合!!

各都道府県に支店があるタイプの会社員を親に持つと、こういうイベントも発生しがち。

まあ、経歴としては大概だけども、それでも同じ学校に「転校慣れ」した仲間は多かった。だからそんなもんだよね、って感じだった。

(なんどもいうけど自分の認識で「???」って煽り用の疑問符活用形だと思ってる……)

身バレ上等でお話すると小学校の最短在学歴4ヶ月。最長在学歴2年。

そのあと親の仕事に引っ越しが必要なくなったので、小学校5校通った以降はそんな変な経歴はない。

1年以上同じ学校にいる方が珍しいせいで、在学2年目にもなると「もう転校するのでは??」ってそわそわしだすこともあった。

まあその年度末に転校したわけですけども!ははっ!

 

お子さんの転校に悩んでるご両親もいるだろうから、ちょっとした切ない思い出を開示すると、いじめ沙汰に巻き込まれて、1回転校したこともある。

その経験とのちの転勤ラッシュ(恐ろしいことに在学歴最短4ヶ月はいじめも関係ない親の都合だった)で悟ったのは転校での逃げは生きるためにありありのありってこと。

だから、転校にネガテイブなイメージがあって二の足を踏んでるのなら、そう怖いもんじゃないよって知ってもらえればと思う。

 

 *転勤族:転勤に振り回されるご家族のこと。主に引っ越しの原因となる夫より、子供の学校探したりする奥様の方が大変そうになりがちな印象。

 

転勤族にとって転校ってどんな認識なん???

 

だいたい年一の頻度で行われる定期イベント。(主観)

前章で「転校慣れ」なんて書いたと思う。

転勤族の子は最初はそりゃはじめてだしで緊張するけど、そんな時期に転校させられる子供っていうのは大抵回数こなす羽目になるので(勿論4回はレアキャラですけども!)慣れる。

挨拶も、友達の作り方も洗練されてくる。

友達と別れるんじゃなくて、新しい友達が増えるイベント、って考えてもらうとポジティブかな。

 

あと、都道府県の県庁所在地にはわりとそういう子が集まる学校というのが存在する。そういう学校においては年度始めや年度末は子供が新しくやって来たり去っていったりする。

うちはそういう学校を選んで転入してたので余計かな。

同じタイミングで転入してくる同学年の子なんてザラだった。

同じタイミングできた子より早く転校したこともあったし、その子の方が早く転校したこともあった。

でも転勤族の子は寂しそうだけど、そんなもんかと去っていく。良くも悪くも慣れてるから。

 

 

(かのこ様は割とわかるようなわからないようなところある…でもまあクラスを他人事のように客観視しがち)

 

 

 

転入先で友達できるとかなんなん???

慣れれば技術は磨かれるものです。ご安心ください。

は、あまりな言いかたなのでお伝えすると。

 お前ら学校に誰か転入してきたらそわそわするだろ!それだよ!

 

 (この作品とか全シリーズで5人(雪兎さん含む)転入生いるよな)

 

つまり大抵、みんな「転校生」ってやつにロマンを抱いている。

転入してすぐはみんなそのロマンによりたくさん人が来る。

その時に以下にスマートに動けるか、見栄でもハッタリでもお、いいぞと思ってもらえれば、その時に友達はできるものです。

 

あと、みんな停滞した人間関係じゃなくて「転校生」って新しい風に期待してるから、積極的に仲良くなろうってする子は必ずいる。

転校先で仲良くなった子が、実は昨年クラスのイジメを取り仕切ってた元女ボスでみんなに恐れられてた(だから過去を知らない新しい出会いを求めてた)とか一回あったなぁ。

いや、ふつうに自分に無害だったし仲良かったけど。

転入生を迎える側も転入する側もお互いに背景を知らない状態で人間関係リセットできるので、セルフイメージ作り直すのはいいイベントなんだろうなぁ。

 

あと小学生なので、一芸に秀でてるとつよい。一目置いてもらいやすい。

自分は運動神経マイナスだったけど、勉強は得意(小学生基準)だったっから「突然やってきた勉強できる転校生」枠で活躍してた。

 

学校によって、学ぶ順番とか速度とか(たまに学校によっては先取り教育してたりする)違うので、自分は小4から塾行ってたな。

親曰く「転校の所為で勉強が遅れるのは可哀相だから」と。

何度か授業が転入先では終わってるけど転校元ではやってなかった!みたいなことかあったけど、先に塾で勉強できてたからなんとかなったこともありました。

その時は親も自分も中学受験の予定はなかったけど、その流れで受験してるので通わせてもらえたのほんとありがたかった。

 

 

ぶっちゃけ転校で嫌なことあった???

おう、まあ、たまにな!

自分は転校が得意なフレンズ*だったのでむしろ心機一転の楽しいイベント扱いだった(何たって年1でやってる)けど、まあ転校のせいですなぁって嫌なことはなくはない。

 

それが新入り扱いされること。

たとえば物事に意見とか提案するとする。

そうすると「○○ちゃんは転校生だからー」と古参気取りのクラスメイトが否定するわけですよ。

これまでのうちの学校の流れとは違うって理屈じゃなてそんなふわっとした理由で否定して「全くよそ者はねー」って口外に否定してくるスタイル。

自分で努力でもなんでも覆せない事項でマウント取ってくるの(当時はマウントって単語知らなかったけど)あれは本当に悔しかった。

こなくそー!ってなって「ああでも他の学校だとこーいうの多いんだけどねー?」って口外に「この田舎者笑」と煽った自分は中々に強い根性だった。

一人敵地で暴れ出した馬鹿という点で。

 

ちなみにこいうマウントとるの、不思議なことに流動的に転入や転校がおこる学校だとない。

だその学校の暗黙の了解的なものが成立しづらいからだと思う。

一部が古参気取ったって、クラスに転校経験者が多いとそう強い意見にはならないってことなんじゃないかな。

  

 *○○が得意なフレンズ:アニメ「けものフレンズ」から流行ったフレーズ。ちなみに人生において自分以外に転校が得意なフレンズにあったことないし、いたとしたらそいつは相当にヤバイフレンズだと思います(ブーメラン)

 

 

 

転校経験によって自分がどう影響されたとかある?

めっちゃあるよ!!!!
面白い経験だし、今の自分を形成する大切な経験ではあるけど、コンプレックスも結構ある。
大まかにいうと2つくらい。
 
 

【根無し草って自覚がある】

ふるさとが無い。
地元がない。
 
これは相当なコンプレックスだった自覚がある。
どこでも余所者感覚というか。実際余所者扱いされたこともあったし。
生まれた時からその土地にいてっていう人は奇跡みたいに見えてちょっと憧れた。多分その土地に縛られてるって人にとっては逆に見えたかもしれない。
 
けれど、これコンプレックスである一方ですごく稀有な感覚だとも認識してる。
 

だって、いつでも余所者だから、狭い場所に縛られない。

例えば、この学校空気悪いなーって感じたとする。そうしたら、まあ、どうせ転校するしいいかってなる。

逃げることに戸惑いがない。世界がその狭い教室だけじゃないって理屈じゃなくて体感で知っている。
本来なら子供の世界って家と学校なんだけど、それ以外を知ってる。
今振り返ると、だから割と無敵に戦略的に振舞ってたのかなって思う。
 
いまは学生時代にバイト代稼いでは旅行とかいって、他の国にたくさんびっくりしてるうちに「自分のふるさとは日本!それでいいわ!」って悟ってる。
だからちゃんと吹っ切れた。
 
 

【長期的な人間関係の築き方が下手】 

これはほんと個人による。
自分はできなかったけど、きっとこの中でも転入した先でずっと付き合える大親友とかに出会えた子もいたはず。
 

えっとですね、さっきいった習得していった友人の作り方ってつまり1年友人を継続するための短期決戦用なんだよな!

「突然やってきた転校生」としてそれなりに友人を作るのはできたけど、「転校生」じゃない自分にそんなに魅力ないんじゃない?って思ってたし、すっごいフィクションみたいなガッチガチのキャッチーなキャラクターを演出(主観、たぶんそれも自分の一面ではあった)してた。

学級委員長とか何回かやってみたりした。肩書きとかカテゴリとかわかりやすいキャッチーさが重要って思ってた。子供だから。
転入早々、ハッタリだけで学級委員長勝ち取ったこともあった。それくらいのインパクトを残さねばと思ってた。
 

だから友達をつくるのは自信満々でするのに、友達を続けるのが下手くそだった。

転校したらその子と縁を続けることはほとんどできなかった。
幼馴染、って関係に、くされ縁なんて呼ばれる関係に猛烈に憧れた。
 
同じ学校に6年間通ってみたいという、普通の子から見れば意味がわからない理由で中学受験したくらいには。
いまはそんな時代に出会った10年来の友人が両手じゃ足らないくらいいる。それは本当に大人になったなぁって思う。
 

 

おまけ:いじめ起因で転校した話をしようか

正直、記憶が曖昧だ。たぶん嫌だったから忘れたんだと思う。
そのあと怒涛の転校経験が極彩色すぎて薄れた気もする。
でも転校した辺りではなんで転校したのか曖昧だったので、なんかやな事だったけど、そこまで大ごとと認識してなかった可能性もある。
 
 
 
 
 
 
 
小学校1年生の時に、幼稚園の頃からの付き合いの子達に、色々と言いがかりをつけられてた。
なんかとある同級生に叩いたとか意地悪をした酷い奴だとかそんなやつ。
自分はそういう人に積極的に悪いことするアグレッシブさのない、ぽけーっとした子供だったので、その時点で言いがかりも甚だしかった。そもそも人を物理的に害するのってある種のパッションがないと難しいよね。
あと、当時自分の親友はその幼稚園時代の子達じゃなかったので、元々親しくない、そんなに相性が良くない子達だったのだと思う。
 
 
尊敬することに両親は子供を守ることに躊躇をしない人だった。
 
 
父は仕事が忙しかったはずなのにスーツ姿で学校に一人授業参観しにきてくれて、我が子の状況を見極めにきた。
 

ちなみに当時の自分はなんで父がきてるのか理解してないので、なんで父だけ来るのかなぁ恥ずかしいなぁって思ってた(呑気)

 
両親は賢明で、入学早々の学校でリカバリをはかるより新しい場所で心機一転のしたほうがいいと判断した。
だって今後転校するかもしれない学校で、そこまで労力をかける意味ははっきりいってないわけだし。
 
自分にはそう、「転校の練習」をしようといっていたな。

 

結局2年生の新学期から、自分は別の学校に通いだしたし、その数ヶ月後にガチで転居を伴う転校を経験することとなる、と。

在学期間超短かったな……
 
 
 
 
 
ということで、自分は転校経験のせいでランドセル時代意味わからんくらいジェットコースターライフだったし、
結構なコンプレックスもあったけど、どうにか克服してるし、ちゃんと大人になったぜってお話!